【分冊2】心理学概論

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    資料紹介

    日大通信・心理学概論分冊2・合格レポート:課題「(1)サーストンによる知能に関する7つの基本的精神能力のそれぞれについて、どの様なものか具体的な例を挙げながら説明しろ。
    (2)スピアマンの2因子説との違いについて説明しろ。」

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    人間や動物の知能は、現在様々な知能検査の確立により測定する事が出来る様になったが、そもそも知能とはどの様な構造になっているのだろうか。以下にてサーストンとスピアマンの提唱した知能構造とその違いについて述べる。

     アメリカの心理学者であるサーストンは、知能の構成は7種の因子によって成り立っており、この因子は物質を構成する元素に相当するが実体はないものだとする知能の多因子説を提唱した。サーストンは後述するスピアマンの一般因子(g因子)の存在を否定し、知能は複数個の基本的精神能力(知能因子)により構成されていると唱えた。サーストンの7因子の1つ目は、P因子(知覚速度)であり、知覚的弁別や視覚的鋭敏さに関する能力である。これは、各感覚器官への刺激を通じて得た情報を元に、素早く物事を把握出来る事であり、ある音や曲を聞いてそれが何かを理解したり、目で見たものが何かを瞬時に理解したりする事である。2つ目はS因子(空間因子)であり、平面や立体という空間の理解に関する能力である。これは理系的な能力であり、例えば数学の問題で教科書の平面図から3次元の立体をイメージする事が出来るかどうかや、絵画を描く時に...

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