【分冊1】心理学概論

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    資料紹介

    日大通信・心理学概論分冊1・合格レポート:課題「(1)知覚の選択性の5つの条件について、その条件に当てはまる具体的な事例を挙げて、どの様なものか説明しろ。具体的な事例は、教科書に掲載されていないものとする。
    (2)車を運転する時に携帯電話を使ってはいけないと言われているが、それは何故か?知覚の選択性の点から説明しなさい。」

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    知覚とは、現在の外的世界を直接に認知する働きの事であり、その精神作用は色々な感覚器官の働きや過去の経験や現在の個体的条件などによって支えられている総合的な機能である。知覚は、視覚・聴覚・嗅覚・味覚・体性感覚・平衡感覚などの感覚情報を元に、熱い・重い・固いなどといった自覚的な体験として再構成する処理である。

     知覚の選択性とは、私たちが多数の様々な刺激の内から、ある刺激だけを受容し、他のものを没却する事であり、意識的に行う場合は注意と呼ぶ。知覚の選択性は、以下で述べる5つの条件の内、1つに該当していれば、選択的な意識が働かなくても刺激は意識の中に割り込んで来る。その5つの条件について、具体例を挙げながら順に説明する。

     まず一つ目の条件としては、”強度効果”があり、強い光や高い音といった刺激の強度があるレベルを超えると選択される。これは知覚・聴覚に当てはまる効果である。具体例として、車のクラクション、電車の警笛、火災報知器、防犯ブザーなどの高い大きな音が聞こえた時や、車のハイビーム、カメラのストロボ、暗い室内から出た時の太陽光といった強く眩しいと感じる光を受けると選択される。   
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