中央大学法学部通信教育課程 刑事政策 2017年度第3課題 合格レポート(B評価)

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    中央大学法学刑事政策

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    刑事政策

    第3課題

    B20A

    2017年度

    常習犯罪の問題点を説明した上で、我が国の再犯の問題について論ぜよ(平成28年版犯
    罪白書を必ず参照のこと)。
    [回答案]


    常習犯罪の概念と問題点
    常習犯罪とは、一般に常習として一定の犯罪を繰返して犯す習癖・傾向に基づいて
    行われる犯罪のことをいう。常習犯と密接な関係にあるものとして、累犯という概念
    がある。累犯とは、犯罪学上は、一度罪を犯した者が再び犯した罪をいい、最初の犯
    罪から再度の犯罪までの期間、並びに最初の犯罪と再度の犯罪に対して科せられた刑
    の内容を問わない。他方、刑法上の累犯は、刑法所定の要件を備えた犯罪をいう。我
    が国の刑法では、①懲役に科せられた者が、②その執行を終わった日又は執行の免除
    があった日から5年以内に更に罪を犯した場合において、③その者を有期刑に処す時
    には、再犯とし(刑56条1項)、その罪につき定めた懲役の長期の2倍となる効果が
    ある(刑57条)。常習犯と累犯の違いは、前者は犯罪の客観的・外面的な部分に注目
    しているのに対し、後者は犯罪癖ともいうべき客観的・内面的なものに注目したもの
    である。即ち累...

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