科目コード08806「生活科指導法」第1分冊
第1課題
「具体的な活動や体験を通して」とは、「例えば、見る、聞く、触れる、作る、探す、育てる、遊ぶなどを通して身近な環境に直接働きかける学習活動やそうした活動の楽しさ、またそこで気付いたことなどを言葉、絵、動作、劇化など言語活動等によって表現する」ことである。
つまり、机に向かって考えたり、話し合ったりするだけの授業ではなく、実際に身の回りの事象に関して自ら活動し、体験し考えることを一体的に捉えることである。そこから、「その子なりの見方や考え方、行動などがどのように広がり、深まったか、また、そうした取り組みの中でどのようなことに疑問を持ち、気付き、感じたかなど」につなげることが期待される。
また、「単なる手段や方法ではなく、目標であり内容でもある。つまり、生活科で育みたい子どもの姿をどのような対象と関わりながらどのような活動を行うことによって育てていくかがポイントであり、そのこと自体が内容となって構成されている。」
生活科の基本的な視点である①自分と人や社会とのかかわり②自分と自然とのかかわり③自分自身をもとに、具体的...