私のレポートの多くは教科書とインターネットのみで作成しており、参考文献を用いたものは末に記載しております。評価はAが多く、不合格になったことはありませんので安心してください。
先輩・後輩・友人たちとレポートや試験のことを対策できる四年制大学とは違い、通信教育は孤独や情報不足との戦いだと思います。そこで是非当資料を参考にしていただければと思いました。丸写しにすると罰則?があるようなので、あくまで「この程度が合格基準なのか」ということを測るものさしとしてご活用ください。
エミール・デュルケムの社会学の性格について述べよ。
《社会学》
「社会学」という言葉は、フランス革命から50年後の1839年に王党派のカトリック家庭出身のフランス人であるオーギュスト・コントが著した『実証哲学講義』によって誕生した。学問としては比較的歴史の浅いものであり、社会現象の実態や、現象の起こる因果関係を解明する。
社会学の研究対象としては「個人の外に客観的に実在するもの(マクロ社会)」、「自我や意識などの頭や心の中の社会を含む、個人に認知されて主観の中に存在するもの(ミクロ社会)」、「群衆や市場のようにその外部と内部とを隔てる境界が固定したかたちで存在しない流動的でダイナミックな人々の集団(マクロ準社会)」が挙げられる。つまり、社会学は社会に存在するあらゆる領域の事象を扱っているのである。
《エミール・デュルケムの社会学》
デュルケムはコントの後に登場した代表的な社会学者であり、その学問的立場は方法論的集団主義とよばれている。デュルケムと並んで社会学の権威と評されるマックス・ヴェーバーが個人の行為という「わかる」ものから「わからない」社会へと至る方法をとるのに対し、デュルケ...