私のレポートの多くは教科書とインターネットのみで作成しており、参考文献を用いたものは末に記載しております。評価はAが多く、不合格になったことはありませんので安心してください。
先輩・後輩・友人たちとレポートや試験のことを対策できる四年制大学とは違い、通信教育は孤独や情報不足との戦いだと思います。そこで是非当資料を参考にしていただければと思いました。丸写しにすると罰則?があるようなので、あくまで「この程度が合格基準なのか」ということを測るものさしとしてご活用ください。
第二章「存在の時間」第一節「存在の意味」の内容を要約せよ。そして、テキストの内容に即して、自分のコメント・批判を加えよ。
《存在》
存在を全体としてみるとき、種々に分類されうる。一般的な規定として存在は「付帯的存在」、「本質的存在」、「真としての存在」、「可能態・完全現実態としての存在」の四つに分類される。
一つ目の「付帯的存在」とは、主語と述語との一時的、偶然的な結びつきにおける「在る」である。つまり、ある基本的な存在にたまたま何らかの属性が付帯して「在る」といわれる場合の「在る」である。二つ目の「本質的存在」とは、主語と述語との必然的な結びつきにおける「在る」である。それは実態・性質・分量・関係・能動・受動・場所・時間といった述語形態(範疇)を示す「在る」である。そして、すべての命題はこれら10種類の「在る」へと帰することができる。なお、他の二つに関しては「存在の意味」を考えるにあたって直接関係がないため割愛する。このように、存在にはいろいろな意味があるが、「それ自体において存在するという意味での存在」である本質的存在が最も基本的である。
また、上述の存在は「本質及び個物とし...