特別活動の指導法 ①
評価:合格
講評:簡潔にまとめられています。
<なぜ、小学校教育の中で特別活動が必要なのか、その教育的意義について述べよ>
教育課程では、教科、道徳、外国語活動、総合的な学習の時間、これらが「特別活動」の領域によって編成されていて、児童の心身の発達や特徴、地域や学校の実態を考慮し、児童の人間との調和のとれた育成を目指している。特別活動は、教育課程の中の1つで、教科や活動と相互関係を図りながら、学校教育の重要な役割の1つを担っている。では、初等教育ではどうして特別活動が必要なのか、その意義と役割を述べていく。
現在の小学校学習指導要領では特別活動の全体目標は、「望ましい集団活動を通して、心身の調和のとれた発達と個性の伸長を図り、集団や社会の一員としてよりよい生活や人間関係を築こうとする自主的、実践的な態度を育てるとともに、人間としての生き方についての考えを深め、自己を生かす能力を養う。」と述べている。この目標において、集団活動を通すことは、特別活動では不可欠なものである。教科において学習も集団で行われることもあり、教科の学習集団とは、一斉教育の中で効果・効率...