こどもの保健Ⅱ 設題1

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    設題1 小児特有の感染症について、5つの具体例を挙げ、その対処法と予防法を記せ。
     感染症とは病原体が体内に侵入し、そのことに由来して病変が起きた状態を感染症と定義する。感染症の流行の三要素は、感染源・感染経路・感受性である。病原体の多くは、細菌とウイルスである。この細菌やウイルスが、それぞれ特有の感染経路を介して生体に感染し、増殖した病原体が特有の身体部位に特有のメカニズムで攻撃することにより感染症は生じる。
     小児特有の感染症として代表的なものをいかに示す。
    ①風疹(三日はしか)

    発熱。淡い発疹・リンパ節主張を主訴とする、急性発疹性感染症である。風疹ウイルス患者から経気道的に飛沫感染する。潜伏期間は14日〜21日間で、発疹出現の数日前から頸部・後頭部耳後部のリンパ節が腫脹する。発疹は顔面から始まり速やかに体幹、四肢にひろがり、3〜4日で消失する。ウイルスは発疹出現7日前から出現後14日まで咽頭より排泄される。そのため熱が下がっても、発疹が消失するまでは登園が難しいことを保護者に説明し、保育園での感染拡大防止に努める必要がある。風疹ウイルスに有効な薬はなく、対症療法が主な治療となっ...

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