M6702 仏教文学 第1設題 レポート B判定

閲覧数2,826
ダウンロード数26
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    M6702 仏教文学 第1設題のレポートです。B判定でした。
    レポート作成の参考にしてください。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    空海の『三教指帰(さんごうしいき)』について述べよ。
    まず初めに、『三教指帰』の筆者である空海とはどのような人物であるかということについて述べていきたいと思う。

    空海(七七四~八三五)は、平安時代初期の僧で、真言宗の開祖である。俗名(幼名)は佐伯眞魚といい、世間一般では、弘法大師の諡号で知られている。生まれは讃岐国の多度郡であり、八〇四年に入唐して、長安青竜寺の恵果に学び、真言密教の第八祖となった。八〇六年に帰国し、修禅の道場として高野山金剛峰寺を開創し、また、京都にある東寺を給預され真言密教の根本道場とした。宗教家としての活動にとどまらず、平安初期の、日本の社会・文化全般に多大な寄与をなした人物である。著書に、『三教指帰』『文鏡秘府論』のほか、『弁顕密二教論』『秘密曼荼羅十住心論』などがある。また、その詩文を編集した『遍照発揮性霊集』がある。

    次に、『三教指帰』について述べていきたいと思う。

    『三教指帰』は、延暦十六年十二月、空海が二十四歳のときの著作である。初めは『聾瞽指帰』と名づけられた一巻からなる著書であったと考えられている。これを入唐の際に中国に持参し、中国の学者の教え...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。