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日大通信･交通論分冊1･合格レポート:課題｢2013年の訪日観光客(inbound)が1000万人を突破したが、観光庁は東京オリンピックが開催される2020年は2013年の約2倍の2000万人を予測している。訪日観光客数が増加する事によるプラス効果とマイナス効果について具体的な事例を紹介し論じなさい。｣

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2013年9月7日にアルゼンチンのブエノスアイレスで開催された第125次IOC総会にて、2020年のオリンピック開催国に我が国、日本が選ばれた。夏季オリンピックの開催は、1964年以来56年ぶりとなる為、国民全体が大きく湧いており、経済効果も数兆円規模とも言われているが、重要な懸案事項も沢山あり、2020年までの5年間で解決していく必要がある。その中の一例として、インバウンド(訪日観光客数)増加による影響である。2006年12月に観光立国推進基本法が成立されてから、政府はインバウンド増加による経済効果を狙った政策を推進してきており、観光庁は2020年のインバウンドを現状の約2倍である2000万人とする事をアクションプランとしている。インバウンド増加により、プラス効果とマイナス効果が発生するが、まずは期待されているプラス効果について説明をする。

　プラス効果として最も期待されているのは、経済効果である。現在、インバウンドで最も多いのは、全体の約80%を占めるアジア圏で、その中でも中国・韓国・台湾は各々約20%を占めているが、特に中国人観光客は団体で訪れ、大量の買い物をする為、日本経済へ...

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