日本の地域福祉に影響を与えた海外の考え方について

閲覧数4,400
ダウンロード数3
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    文字数2600字程度 A判定

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    1
    1

    「日本の地域福祉に影響を与えた海外の考え方について述べよ。」
    1.はじめに

    わが国の地域福祉は、イギリスやアメリカなど海外の地域福祉の影響を受けながら独自の地域福祉を発展させてきている。ここでは、イギリスとアメリカの2つの地域福祉の考え方について述べるとともに、日本の地域福祉について述べていく。

    2.イギリスの地域福祉

    イギリスでは18世紀後半から農業革命や工業化の影響によって、失業者や貧困者が広がっていった。1834年エリザベス救貧法が改正され新救貧法が成立したが、この新救貧法の目的は、救貧行政の中央集権化と救貧税の増大を阻止するものであった。つまり国は、失業や貧困は個人が原因にあるものとし、公的な救済を行なわなかったのである。

    そういった経緯から、民間レベルでの運動が活発となり、慈善組織協会(COS)が誕生する。COSの誕生により、慈善が社会行事として認識されはじめ、近代ケースワークの設立の基礎ができあがるのである。

    19世紀後半、エドワード・デニソンが、貧困は社会の問題であり、社会政策によって解決できると主張したことから、セツルメント運動が起こる。これにより民...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。