課題:生物は情報の発信、受信のために音や光をどのように活用しているか
その仕組みと合わせて説明せよ
生物は音をどのように活用しているのか。その発生方法は生物の種類によって大きく異なっている。音の中にも様々な種類があり、例えば人間の耳には聞こえないがコウモリや魚類にとっては仲間に危険を知らせるため、障害物の位置を把握するために使用している超音波というものがある。
私達、哺乳類は声を出す時に声帯を用いている。声帯を使用するのは哺乳類だけでなく両生類の一部も声帯から声を出している。ここで両生類であるカエルの声の出し方を検証したい。声帯というものは空気の振動により音が出るものである。そのため、カエルは声を出すために空気を口に入れ、口・鼻腔を閉じ口頭の下顎の筋肉を押し上げ、食道を閉めることにより、空気を肺に送ることができる。そして肺から出た空気は気管の途中にある声帯を震わせることができるのである。しかし、声帯を振動させるだけではカエル特有の「ゲロゲロ」という鳴き声は出ないのである。声帯を振るわせたのち口から外に出るまでの間において共振現象を起こすのである。こうしてカエルは独特の鳴き声を出すこ...