聖徳 通信 ストレス心理学 第1課題

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資料紹介

【評価】A

文末に参考文献を記載してあります。

(書名、著者・編者名、出版社名、発行年月日、全て詳しく記載)

課題名:

2つの設問とも答えなさい。
(各800字程度、本文の書き始めに1、2を明記すること)

1.生理学・疫学的ストレスモデルと心理学的ストレスモデルについて、

①代表的な研究例を挙げ
②それぞれの特徴と相違点
③両者の関連についてまとめなさい。

2.ラザラスのストレスモデルについてその概要を説明しなさい。

資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

第1課題 第1設題
1.生理学・疫学的ストレスモデルの代表的な研究例として、セリエ(Selye, 1936)の研究が挙げられる。セリエは、『汎適応症候群』を動物実験の過程で偶然発見し、その後の実験や臨床観察の結果、「有害環境に置かれた生体は、環境の中での生命維持のための『適応』の産物となる『汎適応症候群』の症候が起きる」ということを明らかにした。その特徴として、セリエは、『汎適応症候群』を『ストレス』と呼び、「ストレスとは、『ストレッサー』(汎適応症候群を生起させる刺激)→『汎適応症候群が生成される生理的ストレス状態』→『ストレス反応としての汎適応症候群』の過程によって示される、環境への生物的適応過程なのである」とした。

一方、セリエの研究に触発されたラザラス(Lazarus)は、心理学的ストレスモデルの代表的な研究例でもある『代理ストレス研究』を行った(Lazarus, Tomita, Opton, et al., 1966)。ラザラスはフロイドの精神分析理論の枠組を応用し、「人は、個人ごとに特有のストレッサーとストレス反応をもつ」と考えた。その特徴をセリエの研究と比較すると、セリ...

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