経済史総論(分冊1)

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    日本大学通信教育部での平成27年&28年度のリポート提出課題「経済史総論(分冊1)」です。 丸写しはせずに参考程度にご利用ください。

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    日本大学通信教育部 経済史総論(科目コード:R20200 )分冊1

    [課題] 古代ローマにおける奴隷制社会の形成・発展・崩壊過程について述べなさい。

    (レポート本文) 文字数:1837 文字

    古代ローマ奴隷制国家(後にローマ帝国)は、他の国と同じく奴隷が社会の物質的生産の基礎を形成する奴隷制経済社会として形成しながら、その形成、発展および崩壊の三時期的発展の全過程を通過した点において、特質な歴史的意義を担っており、奴隷制社会およびその発展を典型的に代表している。
    その内容はというと、古代ローマは、形成してから比較的に短い期間内に急速に、しかも大きな程度の奴隷制国家に発展し、奴隷制度の本質的諸特徴を十分に展開させ、典型的な奴隷制社会形態の発展を迎えた。
    しかし、紀元前一世紀後半には、ローマ奴隷制国家の衰退の諸兆候が明らかとなり、紀元前三世紀までにその危機がいよいよ急速に深まり、ついにローマ帝国の壊滅とともに、ローマ奴隷制度のみでなく、奴隷制生産方式そのもの、ならびにこれを基礎とする奴隷制社会一般の崩壊を招くに至った。
    そして、これから形成から崩壊までに至った過程をみていく...

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