s0534 教育相談の研究のレポートです。2016年度対応です。 設題内容は「教師が行う教育相談(学校カウンセリング)の在り方(進め方)について述べなさい。」となります。レポートの複製・提出は禁止されております。あくまで参考としてのご利用よろしくお願いします。
S0534 教育相談の研究
第一設題 教師が行う教育相談(学校カウンセリング)の在り方(進め方)について述べなさい。
1.学校カウンセリングとは
学校カウンセリングというのは、学校で行われるカウンセリングということで理解できるが、それは一体誰が行うのだろうか、教師だろうか。
教師がそれを行うとなると、授業、テスト、採点、成績つけ、などの通常業務とともにカウンセリングを行うのであろうか、そういった兼業は、学校においてはよく在ることであると思われがちであるが、そう簡単な話ではない。
2.教師によるカウンセリングの問題点
まず、先ほどあげた通常用務の中には、子どもを統制、評価、管理するものが含まれており、それは子どもたちの学校生活に大きな影響を及ぼすものである。それと共に子ども一人ひとりの心を理解し、其の解決を図っていかなければならず、それが非常に困難であることは子ども側も感じていることであろう。実際、在る中学校の調査で見ると、なにか悩みがあった時、誰に相談するかという設問に対し、一位が友人・先輩で四0.ニ%、二位が親で三一.四%、三位が教師で六.五%となっている。つまり生徒は教師をほとんど...