女性表象の変遷と怪物

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■「フランケンシュタイン」の中の女性像

フランケンシュタインは男性でありながら、「子宮願望」を持ち、これは「フランケンシュタイン」の女性観を見る上でとても大きな意味がある。

クリーチャーは、性別としては男性であるが、象徴的にみると女性であると考えられる。人類を不幸へと導くとされるエヴァやパンドラの特徴を持つ。

この2人の登場人物の特徴をもとに女性表象の変遷を考察していく。

その他の資料http://www.happycampus.co.jp/docs/983431725001@hc05/

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外国文化講読
女性表象の現代までの変遷と怪物
フランケン・シュタインが出版された当時から現代に至るまでの女性観について、SF映画を例に挙げながら考察する。
■「フランケンシュタイン」の中の女性像
・フランケンシュタイン
  フランケンシュタインは男性でありながら、「新人類を生み出す」ことに多大な情熱を注いでいた。子供を出産する女性への憧れともいえる。この「子宮願望」は、「フランケンシュタイン」の女性観を見る上でとても大きな意味がある。
・クリーチャー(怪物)
クリーチャーは、性別としては男性であるが、象徴的にみると女性であると考えられる。  人類を不幸へと導くとされるエヴァやパンドラの特徴を持つ。これは見た目の美しさのみを女性的特徴とされていたような時代背景の伺える、白雪姫の1シーンのパロディからも考えられる。
・フランケンシュタインの母
  怪物の創造主となったフランケンシュタインは、エリザベスがインゴルシュタットの街を歩く姿を夢に見る。抱擁しその唇にキスをすると、その唇は青ざめ、エリザベスは死んだ母の姿に変わっていく。
 →蛆虫が這い回る母の死体 = 怪物
  イヴ、パンドラなどの...

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