【Q0704】社会学概論 第二設題〔佛教大学〕

閲覧数2,039
ダウンロード数0
履歴確認

資料紹介

リポートの作成にお役立てください。評価はAを頂いております。

タグ

資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

 アイヌ民族の権利主張運動が、日本社会に認識させたものとはなにかについて述べよ。
 ・アイヌの権利主張運動の原因
 権利主張運動の話を始めるのであれば1854年の日露通商友好条約から見ていくべきである。この条約により北海道、千島列島、樺太を居住地としていたアイヌ民族は自分たちの住む土地を日本、ロシアという大国に勝手に分割されました。この後、1869年に日本は開拓使をおき和人が大勢北海道に移住してくることとなったのです。このような日本とロシアによる領土分割が今日の権利運動に繋がる発端となったのである。
 アイヌの人々の権利はこの条約の後も無視され続けました。1875年の千島・樺太交換条約により樺太に住んでいたアイヌの人々はロシア国民となってしまいました。松前藩との結びつきを強く持つ人々もおり北海道に移住する人が数多くいたのにも関わらず、開拓使は樺太アイヌの強制移住を推し進めたのです。また北千島のアイヌも強制移住に苦しみました。占守島のアイヌたちは色丹島へと強制移住させられました。1884年には97人いたアイヌが10年後には58人となる悲惨さでした。
 開拓使はアイヌの文化についても否定し...

コメント0件

コメント追加

コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。