社会福祉士通信一般講座 『社会保障』 労災保険制度における過労死・過労自殺について記述しなさい。 92点/100点
<課題名>
『社会保障①』
(2)労災保険制度における過労死・過労自殺について記述しなさい。 <引用・参考文献>
社会福祉士養成講座編集委員会 (編集)
新・社会福祉士養成講座〈12〉社会保障
中央法規出版; 第3版 (2012/01) 労災保険において過労死が認定されるのは疾病労災のうち作業関連労災として、もともと労働者本人に内在していた肉体的な病疾が、業務に従事したことが原因で発祥もしくは悪化した場合であり、もうひとつは業務が過酷もしくは心理的負荷過量から起きた精神障害の発症です。
まず始めに肉体的疾患の場合は法制上、脳血管疾患と虚血性心疾患に限られています。私見では過労死や過労自殺に結びつく要因としては腎疾患や呼吸器疾患が何故対象外なのか疑問であり、論じなければならない課題だと提起したいところなのですが、医学的知識も浅く、仕事上ケースワークとして扱ってきた事例も不足しているため、残念ながら論点には出来ません。
しかしこのことが、後段論述する精神障害の認定の領域を結果的に拡げているのではないか。そういう扱いによって事例を補完しているのではないかと考えたりもしています。
厚労省が過労...