心理療法概説【科目修了試験①~⑥】

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    資料紹介

    指定教科書以外の文献も用いながら、どの設題番号も1000字~1200字程度でまとめております。試験はA評価でした。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    ■科目修了試験

    1.心理療法の進め方について

    心理療法の定義、人間関係(ラポール)、重要な新しい経験、共感的・受容的態度、心理的距離、SV、場面構成(治療構造)、時間の制限、心理療法の流れ(初回面接、中期、終結)、守秘義務などについて理解していること。

     心理療法とは、「心理的援助の理論と技術に習熟したセラピスト(以下、TH)が、心理面での問題に直面しているクライエント(以下、CL)に対して、面接によってその問題解決を援助する営み」と定義される。心理療法はフロイトによって始められ、当初の治療対象は神経症のCLであった。その後、ロジャーズのCL中心療法をはじめとして様々な理論が提唱され、治療対象も子どもから老人まで、障害の軽度から重度まで広がりを見せている。

     心理療法の基本は、THとCLが治療の場において形成した人間関係をもとに相互作用を繰り返しながら、CLの自律性、人間的能力の促進を目指すことにある。ロジャーズは、THの基本的な資質として、①自己一致、②無条件の肯定的配慮、③共感的理解をあげている。まず、自己一致とは、THが、そのCLの関係の中で、態度に裏表なく、ありのままで...

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