佛教大学通信課程課題です。簡易的にまとめておりますので、ご参考にされてください。
P6101 英米文学概論 第1設題
『ベイオウルフ』、チョーサー、スペンサー、ダン、スウィフト、ブレイク、テニスン、ワイルド、フォスター、モームについて述べなさい。
『ベイオウルフ』とは、8世紀ごろに書かれたイギリス最古の叙事詩であり、イギリス文学最古の伝承のひとつである。英雄ベイオウルフの冒険を語るストーリー展開で、およそ3000行の文章から成り、古英語文献のなかでも最も長大な部類に属し、言語学上も重要な文献と見なされている。作品内容としては、デンマークを舞台とし、主人公であるベイオウルフが巨人グレンデルや、炎を吐くドラゴンを退治するという彼の活躍を描いたもので、大きく分けて第一部と第二部による二部構成から成るものである。
チョーサー(ジェフリー・チョーサー)は、イングランドの詩人であり、ロンドンの裕福なワイン商のもとに生まれた。フランスの詩人ロリスの『バラ物語』の英訳活動から文学の世界に入り、14世紀に書かれた『キャンタベリ物語』は、彼の主著とされる。『キャンタベリ物語』は、ボッカチョの『デカメロン』の影響を強く受けた枠物語で、騎士や法律家、料理人などが登場し、キャンタベリ大聖...