レポートはA評価でした。科目修了試験は、指定教科書以外の文献も用いながら、どの設題番号も1000字~1200字前後でまとめております。試験はA評価でした。
「社会福祉士に求められる資質について述べよ。」
現代は、以前と比べて家族や親族、地域で支え合う機能が低下してきている少子超高齢社会となっている。家族や地域で互いに支え合う機能が低下してくるとともに、様々な問題が顕在化してきた。例えば、児童や高齢者の虐待、DVなどの問題が多く報告されてきている。また、社会的な孤立、ひきこもり、ニート、ホームレス、自殺、孤独死の増加など、地域で生活をしながら周りの人との関わりが希薄な人たちの問題の報告も多くなされている。
このような背景に、家族や地域の支え合いの機能の低下があると考えられる。このように人々の抱える問題は複雑化・多様化しており、地域を基盤とした総合的・包括的な相談援助の担い手である社会福祉士が必要であると考える。上記を踏まえ、社会福祉士に求められる資質について述べていく。
1.自己覚知について
自己覚知とは、ソーシャルワーカー自身が、自分の生まれ育った時代や文化、生活環境、帰属してきた組織、支持する思想などを自ら確認し、それが現在の自分自身にどのような影響を与え、そのような人間形成の過程を経験してきたか等、時間的・空間的...