指定教科書以外の文献も用いながら、どの設題番号も1000~1200字前後でまとめております。試験はA評価でした。
■科目修了試験
1.国際ソーシャルワーカー連盟(IFSW)の「ソーシャルワークの定義」について
定義の中の一つ一つの文言を精査すること。
定義の見直しが検討されているが、その理由について調べる。
国際ソーシャルワーカー連盟のソーシャワークの定義には多くの要素が含まれている。その中でも、次の6点、「①人間の福利の増進を目指す」、「②社会の変革を進める」、「③人間関係における問題解決を図る」、「④人々のエンパワメントと解放を促す」、「⑤人間の発達と行動、そして社会システムに関する理論を活用」、「⑥人々がその環境と相互に影響しあう接点に介入」について分析していく。
①の福利とは、個人の人権が尊重され、自己実現が促進されるような、権利性が強く積極的な意味合いを含む言葉であるとされている。つまり、ソーシャルワーカーは、支援の対象者がよりよい生活をしていくこと、生活の質が向上すること、自己実現ができることなどの目標に向かって、その人にとっての問題や課題を見出し、問題解決のために必要な支援や活動を考察し、その人のもつ強みを生かし、支援方法を選択し、具体的に援助していくことが求められる。...