【慶應通信】文学部レポート 史学概論 西洋史特殊Ⅰ

閲覧数5,036
ダウンロード数1
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員880円 | 非会員1,056円

    資料紹介

    西洋史特殊Ⅰ、2単位 レポートテーマ: フェニキア人の性格とその後の社会に与えた影響について説明しなさい。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )



    フェニキア人は紀元前3000年以降、東地中海沿岸地域に居住し、紀元前1500年頃からウガリット、ビュブロス、シドン、ティルスといった海港都市国家を形成し始めた。紀元前1200年頃から交易、商業、航海の民として盛んな海上交易を行い、北アフリカからイベリア半島まで進出し、地中海全域を舞台に活躍した。特に紀元前814年頃、ティルスがアフリカ北岸に建設した植民市カルタゴは重要であり、本土が衰退していく中で繁栄を続けたが、地中海域覇権をめぐってポエニ戦争で共和政ローマと戦った結果、併合され滅ぶことになる。彼らの海洋交易活動にともなって広まったフェニキア文字は後のアルファベットとなり、また、造船技術、航海技術、染色、ガラス加工の技術などを総動員した海洋交易による古代オリエント文明の伝播や海洋都市の発展は、その後の社会、歴史に大きな影響を与えた。

    本レポートでは、フェニキア人の商業および文字に着目して、彼らの性格およびその後の社会への影響を論じる。
    フェニキア人とは

    フェニキアという名前は、「フォイネキア」というギリシア語が由来であり、フェニキア人の代表的な商品の一つである紫布の「紫」とい...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。