指定教科書以外の文献も用いながら、どの設題番号も1000字~1200字前後でまとめました。試験ではA評価をいただきました。
■科目修了試験
1.福祉サービスに関わる組織と団体について
福祉サービスとは何か、法人とは何か、また社会福祉法人、NPO法人その他の組織や団体について説明する。
福祉サービスという用語が法的に使われ始めたのは、1990年の社会福祉事業法改正時にである。これに伴い、対象者が、「援護、育成、または更生の措置を要する者」から「福祉サービスを必要とする者」と一般化された。さらに、2000に改称・制定された社会福祉法にも「福祉サービスの利用者」という文言が入り、「福祉サービス」や「利用者」という言葉が定着してきた。「福祉は人なり」というように、福祉が実際に対象者に届くのは人を介してである。目に見えないその行為をサービスということばで表現している。
規制緩和によって、これらの福祉サービスを提供する機関は様々な団体があり、多くが法人である。法人とは法律によって存在を認められた人や団体のことである。法人には、様々な種類があり、一番身近なのは、会社などの営利法人、学校法人、社会福祉法人(以下、社福)、特定非営利活動法人(以下、NPO法人)、医療法人などがある。また、法人として人の集団に法人...