平成28年06月に合格を頂いたレポートです。
先生からの個別評価としては、教材の理解度、論旨の一貫性、解釈の妥当性、要約力はA評価、表現力のみB評価となっていました。また、酷評では結論部分が弱い!ポートフォリオとデリバティブを再確認してくださいとありました。
先生がおっしゃるようにこのレポートは分冊1に比べ難しかった印象があります。しっかりとポートフォリオとデリバティブの重要性を確認して再度まとめればもっと良いレポートが作れると思います。
このレポートが購入者様のレポート作成に役立てば幸いです。
証券市場論(科目コード S30800)分冊2
【課題】
投資理論をポートフォリオとデリバティブ戦略を用いて体系的に説明しなさいい。
<ポイント>
まず、証券投資の目的からポートフォリオとデリバティブ戦略の必要性を明確に説明すること。図表を用いてもよい。
<キーワード>
投資目的、リスク、ポートフォリオ、デリバティブ(先物、オプション、スワップ)
【本文】
証券投資の目的には、大きく分けて二通りが存在する。一つは、直接投資と言われる企業の経営支配を目的とするための投資、もう一つが利益(キャピタルゲインとインカムゲイン)の追求を目的とする投資である。ここでは、直接的な利益を追求する後者をポートフォリオとデリバティブ戦略を用いて体系的に説明する。
証券投資にはどのような利益追求があるかといえば、投資対象証券は全ての有価証券である。一般的な株式投資を例にすれば、まずは株券を買い付けることから始まり、買い付けた株券が購入時の価格以上に値上がりした時に売却することでキャピタルゲイン(売買益)を得ることができる。このキャピタルゲインは株式投資だけに限らず、債券投資でも行うことができる。ただ...