M6109 漢文学 〔第1設題〕

閲覧数2,522
ダウンロード数30
履歴確認

    • ページ数 : 6ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    M6109 漢文学〔第1設題〕
    【判定】A判定
    【所見】テキスト以外の文献も参照し漢文の定義について考察できている。

    レポート作成の参考までに!

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    〔第一設題〕「漢文」とはどのような文体か、その定義を具体的に述べよ。
    漢文を国語辞典『大辞泉 第二版』(小学館、二〇一二年)で引くと以下のような定義がある。
    かん-ぶん【漢文】
    中国古来の文語体の文章を日本でいう称。
    日本人が①に倣って書いた文章。
    中国の漢の時代の文章。
     さらに、別の国語辞典『新明解 国語辞典 第七版』(三省堂、二〇一一年)では、「中国の、文語体の文章。〔広義では、漢詩や『変体漢文』《=日本で独自に作り出された、漢文風の文書》をも示す〕」とある。この二つの辞典から得られる共通の情報は、「漢文とは、中国の文語体文章であり、広義では日本人がそれに倣って作った文章も含まれる。」ということである。
     国語辞典よりも言語に対してやや踏み込んだ内容となっている研究社『日本語教育辞典』(近藤安月子・小森和子 編、研究社、二〇一二年)でも「古代中国の文語文法に従って、漢字によって綴られている文章のこと。ただし、変体漢文を含めることがある。」とあり、国語辞典とほぼ同様の記述がみられる。
     つまり、漢文とは、「中国の古典的文語体の文章であり、また、日本に流入し自国風に変化した文章」だと...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。