活動意欲の低い認知症患者の看護 ―対象のペースを尊重した関わりの必要性―

閲覧数2,782
ダウンロード数11
履歴確認

    • ページ数 : 4ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    看護学生時代のレポートです

    タグ

    老年看護学看護

    代表キーワード

    看護老年看護学認知症

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    活動意欲の低い認知症患者の看護
    ―対象のペースを尊重した関わりの必要性―
    はじめに
     認知症とは、その人が今まで学習や経験によって身につけた知識や思考、判断力などが障害された状態をいう。長谷川は「痴呆の老人は、知能障害のために、日常生活に支障をきたす。また病状の進行に伴って、適切な意思表示ができにくくなり、話の了解も困難となる。しかし感情面は保持されている。」1)と述べている。今回、認知症の既往のある大腿骨転子部骨折のため入院となった70歳代の女性を受け持った。A氏は表情が乏しく発語も少なく、受身な生活をしていた。リハビリテーションや日常生活における活動に対しても消極的であったが、無理強いすることなくA氏のペースにあわせた関わりを行った。患者とのかかわりから、認知症患者のペースを尊重する必要性について考えたのでここに報告する。
     倫理的配慮:実習では内容や個人情報を保護することなどを書面にて説明し、受け持つことの同意を本人および家族により得た。論文をまとめるにあたっては個人が特定されないよう配慮した。
    Ⅰ.事例紹介
     1.一般事項
     A氏:70歳代、女性、診断名:大腿骨転子部骨折、デイ...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。