活動意欲の低い認知症患者の看護 ―対象のペースを尊重した関わりの必要性―

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看護学生時代のレポートです

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活動意欲の低い認知症患者の看護
―対象のペースを尊重した関わりの必要性―
はじめに
 認知症とは、その人が今まで学習や経験によって身につけた知識や思考、判断力などが障害された状態をいう。長谷川は「痴呆の老人は、知能障害のために、日常生活に支障をきたす。また病状の進行に伴って、適切な意思表示ができにくくなり、話の了解も困難となる。しかし感情面は保持されている。」1)と述べている。今回、認知症の既往のある大腿骨転子部骨折のため入院となった70歳代の女性を受け持った。A氏は表情が乏しく発語も少なく、受身な生活をしていた。リハビリテーションや日常生活における活動に対しても消極的であったが、無理強いすることなくA氏のペースにあわせた関わりを行った。患者とのかかわりから、認知症患者のペースを尊重する必要性について考えたのでここに報告する。
 倫理的配慮:実習では内容や個人情報を保護することなどを書面にて説明し、受け持つことの同意を本人および家族により得た。論文をまとめるにあたっては個人が特定されないよう配慮した。
Ⅰ.事例紹介
 1.一般事項
 A氏:70歳代、女性、診断名:大腿骨転子部骨折、デイ...

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