玉川大学 通信教育部「学校制度と社会」第1分冊 評価A

閲覧数2,375
ダウンロード数7
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    <課題>
    ①テキストの「今日の教育改革」について,「行財政改革と教育改革」「初等・中等教育の充実と改革」「地方分権と学校の自主性・自律性」の各観点から簡潔にまとめなさい。
    ②課題①をふまえた上で,昨今展開されている学校制度改革の特徴について論じなさい。なお,ここでいう「学校制度改革」については,「就学前教育制度改革」,あるいは「初等・中等教育制度改革」のいずれかに焦点を当てて論じること。
    ③課題②をふまえた上で,「今日の教育改革」に関して自身の見解を示しなさい。

    ※28年度課題※

    <批評>
    テキストの内容を踏まえ,自分なりの情報を加えつつ,主張がされています。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    科目コード07804「学校制度と社会」第1分冊

     課題①

    まず,今日の教育改革を行財政改革の視点から考察する。1973年の石油ショックにより欧米諸国の景気は低迷し,NPM(New Public Management)の考え方による「小さな国家」への移行が求められるようになった。この考え方はイギリスのサッチャー元首相により教育の分野にも取り入れられ,日本においては90年代後半の地方分権化の流れとともに広まり,県費負担教職員の給与等の国の補助率の引き下げや教育基本法の全面改正,学校教育法等の教育三方の改正などが行われた。

    次に,初等・中等教育の充実の観点から考察する。1977年の学習指導要領改訂を期にゆとり教育が進められ,従来の受験教育重視の学校教育から,生活のために必要な基礎的学力の定着を図るための教育に変化した。この際,自ら学び考える力を養うための「総合的な学習の時間」が導入され,教科等の学習内容も3割削減された。しかし学力低下により,2000年代には削減された内容の再導入とともに,思考・判断・表現の能力が重視されるようになった。学校制度の変化としては,98年の中高一貫教育校...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。