佛教大学通信 2016年度対応 Z1109 生徒指導・進路指導の研究(中・高)  A判定

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    資料紹介

    佛教大学通信 Z1109 生徒指導・進路指導の研究(中・高) A判定合格済みリポートです。採点者からは「詳しく述べられていて、大変秀逸なリポートです。」との評価をいただきました。リポート作成の参考になれば幸いです。

    設題:「中学・高校における生徒指導の原理および意義は何か、また、その際に留意しなければならないことは何か、生徒指導の具体例を示しながら説明してください。」

    テキスト:『これからの教師と学校のための教科外教育の理論と実践Q&A』、ミネルヴァ書房、2002年

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    中学・高校における生徒指導の原理および意義は何か、また、その際に留意しなければならないことは何か、生徒指導の具体例を示しながら説明してください。
    1.生徒指導の原理
     1965(昭和40)年に発刊された、文部省(現文部科学省)の『生徒指導の手引き』は、それまでの生徒指導の概念を統一し、一定の方向性を示した。そのなかで、生徒指導の基礎となる人間観について、「人間の尊厳という考え方に基づき、ひとりひとりの生徒を常に目的自身として扱うことを基本とする。これは、内在的な価値を持った個々の生徒の自己実現を助ける過程であり、人間性の最上の発達を目的とするものである。」と述べられている。そして、生徒指導の原理を4点、①自己指導の助成のための方法原理、②集団指導の方法原理、③援助・指導の仕方に関する原理、④組織・運営の原理、に分けて示している。以下にこれらについて詳しく述べる。
    ①の原理では、自発性・自律性・自主性の促進があげられる。欲求や情緒を直接的に行動につなげる自発性、目的に沿って行動を規制し節度あるものにする自律性、人間関係において相互に権利の主張と義務の遂行を可能にする自主性である。
    ②の原...

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