Z1114 学校教育課程論(中・高)の科目最終試験6題セットです。
2015年合格済みです。
テキストの内容をまとめて作成しています。
自分なりの文章に作り直してこれだけを何度も
読んで書いてするだけでOKかと思います。
学習の参考にしていただけたら幸いです。
参考文献:原 清治編著『学校教育課程論〈第二版〉』2015年 学文社
Z1114 学校教育課程論(中・高)
1.新学習指導要領では「総合的な学習の時間」を削減し、教科時間の増加がはかられている。その背景について具体的に論述しなさい。(43実施)
1970-80年にかけて、日本の学校教育では知識注入を中心とした「詰め込み教育」が行われていた。この教育のあり方が子どもたちに過度の受験競争をまねき、いじめや校内暴力などといった様々な問題を発生させたと一般的には理解されている。
こうした背景から学校教育の改革が求められ、1980年以降の学習指導要領において「ゆとり教育」への転換が図られた。そして2002年の学習指導要領の改訂において、ゆとり教育の集大成として「総合的な学習の時間」の創設や学校完全週5日制の導入が行われた。
文部省は休みとなった土日の過ごし方について「地域に帰っていきいきと過ごす子ども」たちを想定していたが、実際は多くの子どもたちが家でテレビを見ながら過ごしたりTVゲームなどをして深夜まで起きていたりしていると指摘されている。そして少数の子どもたちが休日を一日中塾に通っているという学習機会に大きな差があるという状態を生み出した。後者...