幼児指導論(2分冊)遊びと総合的な指導

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資料紹介

玉川大学の通信レポート【B判定】
全くの素人が独学で書いたものなので、簡単な内容となっております。どうぞ、参考用にご覧下さい。

―教員コメントー
 事例を用いて考察する場合には、子供たちの年齢や普段の姿を捉えることが必要です。今までの経験を踏まえて、子どもたちが自主的に遊び(ロボット作り)を発展させていることが明確になります。

―内容―
 幼稚園教育要領には「遊びを通しての指導を中心として第2章に示すねらいが総合的に達成されるようにすること」と明記されている。遊びの意味を踏まえて、総合的な指導について論じていく。

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「遊びと総合的な指導」

 幼稚園教育要領には「遊びを通しての指導を中心として第2章に示すねらいが総合的に達成されるようにすること」と明記されている。遊びの意味を踏まえて、総合的な指導について論じていく。

 幼児期は、自我が芽生え自己中心的な考えから徐々に自己抑制・自己調整を身に付け、他者とのかかわりかかわり方、すなわち社会性を身につけていく時期である。また、豊かな遊びによる多様な経験は今後成長していくうえで育まれていく能力や態度の基礎となる。つまり、幼児にとっては「遊び=学び」といえるのである。

 『幼稚園教育要領』には、幼稚園教育における教育は、遊びを通して総合的な指導を行うことが重要であると述べている。ここでの遊びとは、具体的にどのようなことなのか。

 例えば、幼児等がダンボールなどを用いて、ロボットをつくるとする。幼児は、まず何型のロボットにするか、どのようにダンボールを繋ぎ合わせて行くのかなど、試行錯誤をしていくようになる。そして、考えを出し合い意見交換をし、問題解決のために思考を巡らす。それから、自分たちサイズの人型ロボットに決め、ダンボールの繋ぎ合わせにはガムテープ...

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