【PL3070】重複障害・LD等の心理・生理・病理 2単位目

閲覧数2,661
ダウンロード数17
履歴確認

    • ページ数 : 7ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    2015 年度 PL3070重複障害・LD等の心理・生理・病理2単位目

    課題:
    1.重複障害(重度・重複障害を含む)の概要(定義、原因、分類等)と心理特性について述べなさい。
    2.LD・ADHD・自閉性障害の各概要(定義、原因、分類等)と心理特性について述べなさい。

    使用教科書:『特別支援児の心理学―理解と支援―』梅谷忠勇・生川善雄・堅田明義編著(北大路書房)

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    7 / 7

    重複障害・LD等の心理・生理・病理2

     1.重複障害とは2つ以上(視覚・聴覚・知的・肢体不自由・病弱(身体虚弱を含む))の障害を併せ持つことを指し、重複障害には感覚障害と知的障害を伴っている場合や感覚障害と肢体不自由を伴っている場合、肢体不自由と医療的なケアを要する場合などその障害の状態は多岐にわたる。また、障害種別の重複だけでなく、発達的側面からみて、精神発達の遅れが著しい場合や、行動的側面からみて問題行動が著しく常時介護を必要とする場合も含まれるということにも留意しなければならない。

    例えば、重度の知的障害と肢体不自由が重複している原因として考えられているのは脳の障害である。脳の障害の発生時期と原因は①胎生期:感染・中毒、代謝障害、不明の出生前要因、染色体異常、母体の疾患等、②出生時・新生児期:低酸素症または仮死等の分娩異常、低出生体重児等の新生児期の異常、③周生期以後:髄膜炎・脳炎、脳外傷等の外因性障害、てんかん、脳症等の症候性障害等である。重複障害の幅は広く重複障害の分類としては大島の分類と厚生省の分類がある。大島の分類では、複雑にかかわりあっている肢体機能と...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。