【PL3070】重複障害・LD等の心理・生理・病理 1単位目

閲覧数2,413
ダウンロード数10
履歴確認

    • ページ数 : 7ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    2015 年度 PL3070 重複障害・LD等の心理・生理・病理1単位目

    課題:
    1.障害児の障害の種類とその相互関連について述べなさい。
    2.障害児の障害の原因・病理、障害の診断・理解と状態把握について述べなさい。

    使用教科書:『特別支援児の心理学―理解と支援―』梅谷忠勇・生川善雄・堅田明義編著(北大路書房)

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    7 / 7

    重複障害・LD等の心理・生理・病理1

     1.特別支援児の種類は多様である。生体の機能系とも呼ばれる行動システムからみた障害の種類と相互関連について記述する。行動システムとは、生体の構造が発達とともに整備され、生体が置かれた環境との関連で機能し、行動が発生するシステムをいう。行動システムの構成は①環境からの情報(刺激)を収集(入力)する感覚・受容機能、②受容した情報を処理する中枢・処理機能、③処理された情報を表出(出力)する運動・表出機能である。

    それぞれの機能障害では、①感覚・受容機能の障害として末梢性の視覚障害と聴覚障害がある。視覚や聴覚が通常の情報収集に最も高い頻度で用いられることが理由にある。②中枢・処理機能障害には、中枢性の視覚障害(中枢盲など)や聴覚障害(中枢聾など)、中枢性の言語障害がある。大脳の局所障害が疑われる学習障害(LD)、大脳の局所または全体と皮質下との関係の障害が疑われる自閉症、脳の覚醒系をも含めた脳の機能障害としての注意欠陥多動性障害(ADHD)、大脳と皮質下の自律系や情動に関わる系の障害と考えられる情緒障害などがある。③運動・表出機能障害に...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。