【Q0703】佛教大学 自然地理学 第二設題

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    資料紹介

    2015年度版の物です。
    わが国で自然災害が発生した地域をひとつ選び、過去の自然災害と被害について述べ、その発生原因とその対策を述べよ。

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     わが国で自然災害が発生した地域をひとつ選び、過去の自然災害と被害について述べ、その発生原因とその対策を述べよ。
    伊勢湾台風における風害、水害について記述する。
     ・伊勢湾台風とは?
     昭和34年(1959)9月26日午後6時に和歌山県潮岬に上陸した台風15号は三重県、岐阜県、新潟県を通過し、翌27日午前1時に日本海へと抜け、全国特に中部地方に莫大な被害をもたらした。死者・行方不明者数は5041人に上り、50万戸の被害家屋を出した。この台風は上陸時の気圧が929.9hPaであり、これは観測史上、第二室戸台風に次いで高い値である。現在では室戸台風、枕崎台風と共に昭和の三大台風に挙げられている。また自然災害においての死者数も東日本大震災、阪神淡路大震災に次いで多い。
     ・台風の発生
     昭和34年(1959)9月20日午前9時、南太平洋のエニウェトク環礁(Eniwetok Atoll)の西250kmで弱い熱帯性低気圧が発生、毎時40から50kmの速い速度で西南西から西北西へ、さらに北西へと弧を描きながらますます発達した。9月21日午後9時には、グアム島の東海上におり、中心気圧は1002hPa...

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