【2015年度合格リポート】Q0108 地誌学 第1設題 B判定

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    資料紹介

    佛教大学の通信教育課程で、2015年度にB判定にて合格したリポートです。
    コードは、高等学校地理歴史、中学校社会課程のQ0108です。
    コードが違っても、設題が同じ場合はご参考にして頂けるかと存じます。
    第1設題で京都についてまとめております。
    あくまでも、参考用としてご利用ください。
    丸写し等は一切禁止されております。
    十分にご注意願います。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    第1設題:あなたが居住する市区町村の地域的特徴を明確にした地誌を作成せよ。
    1.自然

     京都市は京都府の南部に位置し、南北約49km、東西約29km、面積82,790ha、となっている。

     京都市は三方を低くなだらかな山々に囲まれ、東には比叡山、東山連峰が、北は愛宕山、北山の連山が、西の諸峰は保津川を挟んで、嵯峨、嵐山の山渓を作り、南は大阪平野に開けている。市街地は、これらの山々に囲まれた、京都盆地と山城盆地に形成されている。京都盆地は、数万

    年前は湖底であったと言われている。北と東の山々から運ばれる土砂が堆積し、地盤の隆起とともに生まれ、現在の東北から西南へのなだらかな地形の基盤を形成してきたと推定されている。この太古の湖の湖底が堆積物で盆地化した際に取り残された遺構が、神泉苑、深泥池、巨椋池であると考えられているが、巨椋池は既に干拓されており、神泉苑と深泥池残っている。京都は豊富な地下水に恵まれているが、京都における良質の地下水脈も、湖の名残である。山々に囲まれた京都盆地では、山々に源流を持つ鴨川や桂川などの清流が、この地形に沿うように市街地を緩やかに南下している。(図1)
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