オシロスコープの原理

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資料紹介

◦個別課題、実験目的
 オシロスコープの外見のスケッチ、Y軸又はX軸へのみ信号入力し、それらの波形の記録などをした。そのような実験を通して、オシロスコープの原理、構造、回路の理解を深めた。
◦実験方法
(1)電源スイッチをONにした。入力をY-軸、CH1のみの使用にした。  CH1の入力をGNDにした。
(2)Y軸への信号入力:入力端子CH1のINPTにテスト用ケーブルをつ  ないだ。入力をGNDからACにした。テスト用ケーブルのもう一端を  CAL OUT端子につなぎ、各種つまみを操作してみた。この場合X軸  は一定時間ごとに繰り返し掃引している。出力波形が画面に適切に表  示できるように調節した。
(3)TIME/DIVを3種類変えて波形を記録した。X軸の長さから方形波  の電圧を測定し、1波長の長さから1周期の時間を求め、振動数を計  算した。それぞれ時間軸で計算した振動数の誤差も評価した。
  (※確度はフルスケールの垂直軸で±4%、時間軸で±5%とする)
(4)X軸へのみ信号入力:テスト用ケーブルをCH1から外してHORIZ   INに接続した。TIME/DIVをXYに、X MODEをEXTにした。結果  をそれぞれ記録た。
(5)オシロスコープの全面パネルをノートの左のページにスケッチし、  各種つまみの名前を記入した。また、右のぺージにつまみの名前を記  述した。
◦実験結果
(3)CH1のINPTにテスト用ケーブルをつなぎ、入力はAC、ケーブルのもう一端がCAL OUT端子につないだときの波形である。このとき、VOLTS/DIVは0.1V、TIME/DIVは0.2mSECであった。波形の記録は次のページの図-1である。
・図-1の時の電圧を求める
 今、VOLTS/DIVが0.1Vなので、1cmが0.1Vである。また、図-1より振幅は3.00cmであった。よって、この方形波の電圧は3.00cm×0.1V=0.30Vということになる。
 この測定値は垂直軸なので、誤差はフルスケールで±4%。垂直軸は8目盛ぶんあるので、誤差は、8×(4/100)=±0.32V
 よって、電圧の結論は、(0.30±0.32)V
・図-1の時の一周期の時間を求める
 図-1より、下の輝線は2.00cmであった。今、TIME/DIVが0.2mSECなので、1cmが0.2mSECである。よって、2.00cm×0.2mSEC=0.400mSECである。また、上の輝線は2.30cmなので、2.30cm×0.2mSEC=0.460mSECである。よって、一周期の時間は、0.400mSEC+0.460mSEC=0.860mSECであった。
 この測定値は時間軸なので、誤差はフルスケールで±5%。時間軸は10目盛分あるので、誤差は、10×(5/100)=±0.50mSECである。
 よって、一周期の時間の結論は、(0.860±0.50)mSEC
・図-1の時の振動数を求める
 振動数の結論は下の式によって求められる。
 (1/0.860±0.50)×1000=(1163±786)㎐となる。
 図-1によって求めた結果と結論をまとめたものが、下の表-1である。
・図-1の結果と結論
電圧/V 一周期の時間/mSEC 振動数/㎐ 結果 0.30V 0.860mSEC 1163㎐ 結論 (0.30±0.32)V (0.860±0.50)mSEC (1163±786)㎐
                          表-1
 次に、TIME/DIVを0.5mSECにし

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◦個別課題、実験目的
 オシロスコープの外見のスケッチ、Y軸又はX軸へのみ信号入力し、それらの波形の記録などをした。そのような実験を通して、オシロスコープの原理、構造、回路の理解を深めた。
◦実験方法
(1)電源スイッチをONにした。入力をY-軸、CH1のみの使用にした。  CH1の入力をGNDにした。
(2)Y軸への信号入力:入力端子CH1のINPTにテスト用ケーブルをつ  ないだ。入力をGNDからACにした。テスト用ケーブルのもう一端を  CAL OUT端子につなぎ、各種つまみを操作してみた。この場合X軸  は一定時間ごとに繰り返し掃引している。出力波形が画面に適切に表  示できるように調節した。
(3)TIME/DIVを3種類変えて波形を記録した。X軸の長さから方形波  の電圧を測定し、1波長の長さから1周期の時間を求め、振動数を計  算した。それぞれ時間軸で計算した振動数の誤差も評価した。
  (※確度はフルスケールの垂直軸で±4%、時間軸で±5%とする)
(4)X軸へのみ信号入力:テスト用ケーブルをCH1から外してHORIZ   INに接続した。TIME/DIVをXYに、X ...

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