【Z1102】【教育原論1】のレポート資料です。
基本的には指定されているテキストの内容を要約したものなので、自分の意見や考えなどは少なく構成しております。
設題は、「ソクラテスの教育観に注意して彼の教育学的意義について述べよ」です。
トータル3297文字数で、3200語の指定文字数をクリアしておりオーバーしすぎることもない文字数で要約しております。
レポート作成時の参考資料にしていただければ幸いです。
ソクラテスの教育観に注意して彼の教育学的意義について述べよ。
紀元前470年頃、古代ギリシアの哲学者として有名なソクラテスは、青年期には自然科学に興味を持ち、晩年は倫理や徳といった人間探究を追及していったとされる。
ソクラテス自身は著述を行っておらず、その思想や哲学は弟子であるプラトンやアリストテレスなどの著作を通じ紹介されている。
その語り継がれてきたソクラテスの教育観、教育学的意義について彼の生涯から述べていきたい。
生涯
ソクラテスは紀元前469年から470年頃、ギリシア都市国家ポリスの1つであるアテナイのアパロケ地区で、石工の父ソプロニスコスと産婆パイナレテの子として生まれた。青年時代には自然科学を学び、自然研究に没頭していたと伝えられている。ちょうどこの時代に、スパルタとギリシアの主導権争いが行われ、ペロポネソス戦争では重装歩兵として三度従軍した。ここでの彼の活躍は、撤退時も自ら殿軍を受け持つなど、人一倍勇気と忍耐力があったと言われている。40歳頃から自然研究をやめ、人間探究へと情熱を傾けるようになった。そしてアテナイの街頭や体育場、アゴラと呼ばれる広場などで対話相手...