1970年代、一般システム理論(電子回路やコンピュータなどの人工物、生物の身体、社会集団など、ミクロからマクロまで様々な現象をシステムとしてとらえ、これら多様なシステムに適用可能な一般理論を構築しようとするもの)の概念や構造がソーシャルワーク理論の中に積極的に組み込まれ、様々なすぐれた理論が構築されていった。
複雑かつ多種多様な対象とその課題を構造・要素・機能・時系列によって区分化することは対象者の課題の解決にむけての大きな助けとなった。
しかしながら、個人の抱える問題をあらかじめ決められた枠で大別し、判断し、対処する機械的な理論の形成に批判が向けられるようになった。
そのような中で提唱...