フレネ教育から日本のこれからの教育評価活動を考える
フレネ教育における評価活動
フレネは、自身の著書、『手仕事を学校へ』で、次のように述べている。
「…子供というものは――大人だって同じことなのだが――自分の努力の可能な範囲と管理、自分の進歩のできるだけ正確な評価を求めるものである。(中略)つまり仕事が複雑に、重要なものになればなるほど、歩みは長くなり、子供は数々の階段の途中に自分の溜まるべき踊り場を作りたい欲求を覚えるのだ。この踊り場、この階段をわれわれの成績管理は定め、測定しなければならない。
この成績評価は不公平、恣意、誤りといった人間的危惧があることを考えるなら、教員だけでするべきでは...