第二回添削用ファイルです。よろしくお願いします。
序論
今年の上半期は、全国で統一地方選挙が行われ、10道県知事選で現職が全員当選、道府県議選では自民党が圧勝しました。また6月17日には、1945年以来70年ぶりに選挙年齢の見直しが行われ、新たに18歳選挙権が成立しました。2013年の公職選挙法改正に伴い可能となったネット選挙など、選挙事情も大きく変わろうとしています。本年は得に選挙に関する報道が多く見られたように思います。
「選挙」というと本来は国民一人ひとりの思いを反映させるためのものであるはずですが、現実にはどこか難しく、遠いものであるような衝動にかられてしまいます。選挙の制度や意義について考えながら毎回の投票に行く国民は一体どの程度いるのでしょうか。
特に、私たち学生などの若い世代は、政治的関心を持ってはいても、それが直接投票行動に結びつかないという現実があります。それは、私たちの政治的知識が不十分であると同時に、教育機関などでの政治教育が不十分であるからだと考えます。また、既に政治に関心を持っている方なども含め、様々な年代・考えの方に本稿を通して、改めて「選挙」また「政治」に対して興味を持っていただければ幸いです。
本稿では、まず第一章において「選挙の歴史」や「選挙制度」などについて述べます。選挙についての基本的知識を整理すると共に、本稿全体の理解を助けてくれるものとなっています。続いて第二章では、「一票の格差問題」について述べます。選挙問題を語る上で欠かせない、また多くの議論がされている問題に切り込みます。第三章では、「戸別訪問」について述べます。最近ニュースなどでも取り上げられ、話題をよんでいるこの問題を、諸外国とも比較しながら紐解いていきます。