生命と性の教育「リプロダクティブ・ヘルスの現状と改善」【玉川大学】

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    資料紹介

    ※このレポートは、玉川大学通信教育部・科目名「生命と性の教育」平成23年度課題の合格済レポートです。

    教員による評価・批評は以下の通りです。

    <評価>
    A(合格)

    <批評>
    最新のデータを示して、わかりやすくレポートをまとめ、考察できていると思います。

    【課題の理解】良い
    【主題の設定】良い
    【内容のまとめ方】良い
    【書き方】良い
    【参考文献の明示】適切

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    このレポートでは、日本のリプロダクティブ・ヘルスの現状を示し、その現状を改善するための対策を教育的視点から考察する。
    <日本におけるリプロダクティブ・ヘルスの現状>
     リプロダクティブ・ヘルスとは、性と生殖に関する健康と訳される概念である。これは、性感染症といった単に生殖の過程に異常が存在しないだけでなく、性や生殖に関するあらゆる事柄において、身体的(安全な妊娠や出産)・精神的(性行為を強要されない)・社会的(宗教による避妊の禁止、堕胎罪等の法律)に健康な状態のことを表す。
     この概念は女性の健康運動から生まれた。宗教上や習俗上、また社会的に、避妊をすることができない、生殖を避けることができないというように、生殖に関する権利女性ではなく男性にあった。このような状況を受けて、経済的自立だけでなく、体や性の自立も求め、子どもを産むかどうかの権利は国にはなく、女性にあることを主張したのである。このような背景をもつこの概念は、性と生殖に関する健康、生命の安全を女性のライフサイクルを通して、権利として捉えようという概念である。
     リプロダクティブ・ヘルスは以下の4要素を基本としている。①女性自身...

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