明星大学、道徳教育の指導法(中学校)の1単位目合格レポートです。 中身の濃いレポートになっていると、高評価をいただきました。 参考にして頂ければ幸いです。
課題①「道徳教育」と「道徳の時間の指導」の関連及
び実際の指導の際に留意すべき事柄について述べよ。
課題②社会全体のモラルの低下が指摘されているが、
モラルの低下とはどのような内用か、そのことが生徒
の道徳性の育成にどのような影響を及ぼすかを述べ
よ 。
課 題 ①
「道徳教育」は、人間はいかに生きるべきかを教える
教育である。各教科、道徳の時間、特別活動等の学校の
全教育活動を通じて行うものであり、子どもの学校外の
生活の場である家庭や地域社会との連携を図る必要があ
る。少年期から思春期にかけて、子どもは道徳性の発達
段階において自律道徳の段階に入る。この段階に達した
子どもは、人間はいかに生きるべきか、という課題を自
己に課せられたものとして意識することを始め、大人と
比較しての成熟の度合いは不十分であるにせよ、ひとり
の生活者として接することが重要である。生きるために
はよりよい人間関係を築くことが必要不可欠である。道
徳教育では人と人との関係性のみでなく、自然体験活動
や動植物の飼育栽培活動を通して、自然や文化財や技術
品など事物に対する...