日大通信「特別活動論M」(メディア授業)のレポート試験[A判定] です。参考までにご利用ください。
日大通信 特別活動論M レポート試験
(1)
明治期に行われていた学校行事としては、競技会、レクリエーション、遠足、運動会、朝礼、訓諭、学芸会などが、とくに小学校の教科外領域において展開されていた。そのうちのいくつかを例として挙げ、その教育的価値について述べ、それが平成20年の学校行事にどの程度反映されているかを述べる。
まず、明治期に行われていた遠足は、知識を生きたものにし、かれらの学習意欲を喚起する機会であった。また、歩兵操練の一環としての行軍のようなものであったが、明治30年代には身体の鍛練や集団規律の訓練をも意図するようになった。平成20年の遠足においても、平素と異なる生活環境にあって、見聞を広めたり、集団生活の在り方(特に規律を守ること)が学べる体験のできる活動という目的があるので、明治期に行われていた遠足は、平成20年の学校行事にも大いに反映されていると言える。ただし、平成20年の学校行事では、自然や文化などに親しんだり、公衆道徳を学んだり、主体性を育てることが意図されている点は、明治期の学校行事は反映されていない。歩兵操練の一環としての意図もなくなっている。
また...