【PL2030】 肢体不自由の心理・生理・病理 1単位目

閲覧数3,587
ダウンロード数48
履歴確認

資料紹介

2014年度 PL2030 肢体不自由者の心理・生理・病理 1単位目

使用教科書:『肢体不自由教育の理念の実践』筑波大学附属桐が丘特別支援学校 編著(ジアース教育新社)

1.肢体不自由者の障害特性を理解し、心理・生理・病理の基本を理解した上で、実際の指導の方法について要点をまとめよ。

2.肢体不自由者の事例を取り上げ、個別の教育支援計画を考慮した上で、個別の指導目標を考慮した指導案を作成せよ。

講評
①随伴する障害に焦点をあて、よくまとまっています。

②構成のよい指導案です。

資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

7 / 7

肢体不自由の心理・生理・病理1

1.肢体不自由養護学校に通う児童生徒の起因疾患の約半数を占めているのが「脳性まひ」である。「脳性まひ」は運動機能障害だけでなく、てんかん・知的障害・言語障害・視覚障害・知覚―運動障害・コミュニケーション障害などさまざまな副障害を随伴するため、「重度・重複化・多様化」がより一層進んでいるのである。主な障害特性に対する指導の工夫と配慮について以下に記述する。

 運動障害の中で上肢障害がある場合は、文字を書くことが難しくかつ時間がかかるという困難が生じるため、授業計画段階での目標の重点化、作業時間の確保を実施。滑り止めマットや文鎮等を活用しノートを固定。パソコンやトーキングエイド等の代替品の活用。さらに書くことが重要でない活動においては教員が言語などで表出したことを代筆するなどの指導の工夫と配慮が考えられる。

 その他の障害の中で言語障害(構音障害・吃音等)がある場合は、意見が伝わりにくく、伝えるのに時間がかかり、思ったように歌えなかったり、リコーダー等が難しいという困難が生じる。伝わりにくいことによる意欲の低下を防ぐため、パソコンやトーキ...

コメント0件

コメント追加

コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。