円高ドル安水準における日本経済の特徴について

閲覧数2,218
ダウンロード数9
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    円高ドル安水準における日本経済の特徴について説明しなさい。
     85年以降の10年間の円ドル為替水準の推移は、240円と80円の間で大きく変動してきた。円高ドル安の意味をみる。
    円高ドル安といえば、典型的なのは95年の1ドル80円の時である。少なくとも、長期的な均衡価格である購買力平価より乖離した水準であった。
     円高は円の購買力の増加とドルの購買力の減少を意味する。例えば日本から海外に旅行する人にとって1ドル160円
    と1ドル80円とを比較してみる。10000円をドルに両替すると1ドル160円の時は62.5ドルにしかならなかったものが、1ドル80円の時は125ドルになるわけであり、円の購買力は倍になる。
     実際の購買力が倍になるかどうかは、日米のインフレ率や商品市況の動向に左右されるが、まず確実に円の購買力は増加する。当時海外旅行に出た人で円高メリットを受けた人は多かったわけである。
     一方、貿易に携わる企業サイドを見てみる。円高ドル安のときはドル建てで輸出する打撃は大きく、ドル建てで輸入する企業のメリットは大きい。ドル建てで輸出する企業の円の回集金額は減少し、ドル建てで輸入する企業の...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。