社会福祉士養成通信課程レポート課題です。
科目名「権利擁護と成年後見制度」
☆学習のポイント☆
①成年後見制度の実態について理解する。
②社会的排除や虐待など権利侵害や認知症などの日常生活上の支援が必要なものに対する権利相互活動の実際について理解する。
<参考文献>
・社会福祉士養成講座編集委員会編『新・社会福祉士養成講座 第19巻 権利擁護と成年後見制度』中央法規、2014年
※全文そのまま使用するのはおやめ下さい。
成年後見制度は、判断能力が不十分な人の生活、療養看護及び財産管理に関する事務を、本人と共に支援者である成年後見人等が行うことによって、本人の意思や自己決定を尊重しながら本人を保護するための法律上の制度である。成年後見制度は、法定後見制度と任意後見制度とに大別され、法定後見制度は、「後見」、「保佐」、「補助」の三つの類型によって構成されている。
保佐の対象者は、精神上の障害により判断能力が著しく不十分な人である。具体的には、①日常の買物程度は自分でできるが、重要な財産行為は自分では適切に行うことができず、常に他人の援助を受ける必要がある人、②いわゆる「まだら状態」の人(ある事柄はよくわかるが...