平成26年度に取り組んだ日大通信『政治学(分冊2)』の合格レポートです。
先生からの講評をそのまま書きます。
“立法国家から行政国家への移行や、〈ポイント〉の後半部分についても論じてある点はよい。行政国家の特徴や現代国家における行政権の役割についても詳しく論じてあるとさらによい。”
評価に関しては、教材の理解度はB。要約力はB。解釈の妥当性もB評価となっていますが、他の項目は無評価でした。
先生からの講評にもあるようにこの資料に行政国家の特徴や現代国家における行政権の役割についても詳しく論じることで更なる高評価を頂けると思います。あくまで参考にどうぞ!!
■政治学(科目コード0014)分冊2
[課題]
『現代国家と行政権について論じなさい。』
(レポート本文)
現代社会は「大衆社会」と呼ばれている。この大衆社会が誕生する以前は、市民社会とされていた。まずは、時代の流れとともに市民社会と大衆社会についての説明をしていく。
一般の人々は封権体制の下で抑制され、王や貴族などの極少数の者だけが政治の担い手であった時代がある。それは市民革命以前であり、その市民革命をきっかけに民衆が政治に参加するようになっていった。政治に参加した民衆は「自由」と「平等」を人としての権利であると主張し、表現の自由・財産権の保障・選挙権の拡大などを要求し、市民と呼ばれるようになった。このように「自由で平等な自律的市民によって成り立つ民主的な社会」を市民社会としていたが、実はこの時もまだ、制限選挙が行われていたために、「財産と教養」を兼ね備えた一部の人々しか政治には参加できていなかった。しかし、近代国家では、市民に代わり「大衆」が登場するようになっていく。この大衆とは、マスメディアによる情報の受け取り手であり、受動的な存在とされている。それら大衆には個性や特徴が...