中央大学通信(2018・2017年度)【倒産処理法】課題2:「破産手続開始決定の効果について説明しなさい。」

閲覧数4,886
ダウンロード数72
履歴確認

    • ページ数 : 13ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    資料に関する説明及び紹介文句を入力してください。
    (検索、露出及び販売にお役立ちます)

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    『倒産処理法』(B14B)<課題 2> 教科書執筆者:加藤 哲夫
    破産手続開始決定の効果について説明しなさい。
    1. 破 産 手 続 開 始 決 定
    破産手続開始の決定は、破産手続開始原因
    の存在および破産障害事由の不存在を認定す
    ると、破産手続の開始を決定する(破産法30
    条1項、以下で法律名の記載がない条文は、
    破産法を示す)。破産手続開始決定の効力は、
    決定の時から生じる(30条2項)。破産手続開
    始決定の効果を速やかに生じさせることは、
    破産者やすべての破産債権者との関係におい
    て破産手続を安定して進行させることがねら
    い で あ る 。
    2. 財 産 に 対 す る 効 果
    破産手続開始の決定がされると、破産者の
    財産は、「破産財団に属する財産の管理及び
    処分をする権利は、裁判所が選任した破産管
    財人に専属する」(78条)により、破産管財
    人への管理処分権の専属が定められ、さらに、
    「破産債権は、この法律に特別の定めがある
    場合を除き、破産手続によらなければ、行使
    することができない。」(100条)により、個別
    『倒産処理法』(B1...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。