新しいベンチャービジネス ―アイディア売買―
コンピュータが世間一般に普及し、もはやコンピュータを所持していない企業は存在しない。即ち、コンピュータはビジネスに必要不可欠な存在となっている、ということである。コンピュータは多様な機能を持つため、様々な形で利用することが可能であり、それはデータベースとして用いられたり、機械の制御に用いられたり、直接、取引の場に用いられたりする。このコンピュータを用いて、新しいビジネスを構築することも出来るはずである。
コンピュータ通信の最大の利点は、距離を考慮しなくても良い点である。コンピュータはインターネット通信を用いることで距離を超越することができる。即ち、世界中の人々とリアルタイムで会話したり、データ交換したりできる。この利点を利用しない手はない。
また、コンピュータは、データ交換において距離を超越することができるのだから、実際に品物を扱うビジネスは避けた方が良い。なぜなら、品物は距離を超越することが出来ないからである。データを取り扱うだけであれば、どれだけ遠距離であっても、そのタイムロスがほとんどない。
さらにコンピュータを用いて、1対多のデータ交換が出来るのも魅力の一つである。コンピュータの普及率が急速に高まっているという背景があるため、インターネット上の呼びかけに対して、世界中から、多数の反響が見込める。これもビジネスで生かせる重要なポイントである。
以上のことから、新たなビジネスとして考えられるのは、コンピュータの、更に言うならインターネットの利点を最大に利用したビジネスである。即ち、世界中とのデータ交換、データ通信のみによって成立し、ネットを通じた不特定多数の反響を生かせるものである。
そこで私が考えたビジネスは、アイディアビジネスである。アイディアビジネスとは、インターネット上でアイディアを売買、またその仲介をし、利益を得ようというものである。しかし、アイディアを商品化するためには、需要と供給、売買の合理的方法が必要である。さらに様々な問題点も生じてくる。これらを解決しなければこのビジネスは成り立たない。以下にそれぞれについての私の考えを述べる。
1.需要
現代において、アイディアというものは非常に重要視されている。あらゆる企業で斬新なアイディアが求められ、それを考えられる優秀な人材を探している。というのも、企業にとってアイディアというものは企業の発展そのものに繋がるからである。商品開発のアイディア、イベント企画のアイディア、会社方針のアイディアなど、斬新で合理的なアイディアがあれば確実に会社の発展に結びつく。よって、アイディアを商品化すれば確実に需要が生まれる。
またそれらのアイディアは企業だけにとどまらず、一般的な商店、飲食店などの小売店や、地域団体、研究施設や公共機関、我々学生の研究テーマに至るまで、様々な場面で必要とされている。
2.供給
アイディアは誰もが持っているものである。老若男女問わず、誰しもが新たなアイディアを生み出す可能性を持っている。事実、小学生が発明した商品がヒット商品となり、大きな利益を生み出しているし、老後を発明に費やして成功した人もいる。つまりアイディアは、年齢を制限していない。また、外国人のアイディアを借りるのも面白い。国内とは違う文化の中で育った人は、考え方も異なっているため、斬新なアイディアが生まれる可能性がある。即ち、アイディアは年齢性別、国境すら越えた商品といえる。
しかし、アイディアを持っているだけではどうしようもない。特に若者の発想力から生まれるアイディ
新しいベンチャービジネス ―アイディア売買―
コンピュータが世間一般に普及し、もはやコンピュータを所持していない企業は存在しない。即ち、コンピュータはビジネスに必要不可欠な存在となっている、ということである。コンピュータは多様な機能を持つため、様々な形で利用することが可能であり、それはデータベースとして用いられたり、機械の制御に用いられたり、直接、取引の場に用いられたりする。このコンピュータを用いて、新しいビジネスを構築することも出来るはずである。
コンピュータ通信の最大の利点は、距離を考慮しなくても良い点である。コンピュータはインターネット通信を用いることで距離を超越することができる。即ち、世界中の人々とリアルタイムで会話したり、データ交換したりできる。この利点を利用しない手はない。
また、コンピュータは、データ交換において距離を超越することができるのだから、実際に品物を扱うビジネスは避けた方が良い。なぜなら、品物は距離を超越することが出来ないからである。データを取り扱うだけであれば、どれだけ遠距離であっても、そのタイムロスがほとんどない。
さらにコンピュータを用いて、1対多のデータ...