2017年作成の最新版です。
ともに合格済み(第1設題がA判定、第2設題がB判定)。
参考にご活用ください。
新しい学習指導要領では、国語科改訂の要点として、「学習の系統性の重視」が言及されているが、具体的に、学習指導要領に向き合い、「話すこと・聞くこと」の系統性について指摘しつつ、義務教育終了段階で求められる「話すこと・聞くこと」の力とは何か、また「話すこと・聞くこと」に関する力の育成の方向性について、レポートすること。
新しく改訂された学習指導要領をみると、「話すこと・聞くこと」の学習目標・学習内容について、系統性が意識されるようになっている。
「話すこと・聞くこと」の力とはいったいどのようなものであろうか。またその方向性をどのように定めればよいか。本レポートでは、それについて考えていきたい。
ここでは中学校の学習指導要領について考えたい。
第1学年の学習内容として「日常生活の中から話題を決め、話したり話し合ったりするための材料を人との交流を通して集め整理すること。」とある。第2学年では「社会生活の中から話題を決め、話したり話し合ったりするための材料を多様な方法で集め整理すること。」となり、第3学年では「社会生活の中から話題を決め、自分の経験や知識を整理して考えをまとめ、語句や文を効果的...